第一期塾生最終レポート

叶松忍 北出健人 明日見和佳 H.S


叶松忍

「Heal the World Project」

 

 私が大好きな曲の一つに、マイケルジャクソンの「Heal the world」という曲があります。この曲を聴くと、いつも心が癒されて、魂が何かと共鳴する感覚を覚えます。「Heal the world」を直訳すると「世界を癒そう」ですが、歌詞の内容は、「争いで傷ついたこの世界を、人々の愛で癒していこう」「小さなことでいいから、私たちが住んでいるこの世界を、より良い場所にしていこう」といった内容です。

 私がこれから創っていきたいのは、まさに、「Heal the world」のような、誰もが人と比べることなく、ワクワクしながら、自分らしく楽しく生きていける世界、人と「競争」するのではなく、仲間と一緒により良い未来を「共創」できる世界です。

 日本人は、自然との共生や人間同士の「和」を重んじる精神性を持ち、「もったいない」「おかげさま」「おたがいさま」といったSDGsにも通じる考えや振る舞いを自然体で兼ね備えていることから、これからの世界を整えて癒していく=持続可能で平和な世界を創っていくためには、日本のこころが必須であると強く感じています。

 私は、広島で生まれ育ちました。世界で最初の被爆地であり、そこからの復興という歴史を持つ広島の地に、リアル・オンライン問わず、世界中の人たちが集い、より良い未来を共創したくなるような「遊び場/Play Space」を創りたいと思っています。

 そこを訪れる人たちは、広島の歴史・文化はもとより、温かい人や豊かな自然に触れ、多様な人々との対話を通して、自身の生き方・在り方を見つめ直します。そして、人間が本来持つ真我(魂)の響きに従い、自分らしく生きていくことで、自然に、争いのない、より良い未来を創りたいといった気持ちになれる場所を創ります。

 その第一歩として、今年度、広島の仲間と共に、Peace Culture Academyを立ち上げました。「自分を知り、世界を変える!」を合言葉に、とことん自分に向き合い、「平和×◯◯」という自分が描くオリジナルの平和文化の実践を通して、持続可能で平和な世界を共創する「ピースリーダー」の育成を目指すオンラインスクールです。

 このスクールの生徒や卒業生たちの力も借りながら、全国、全世界の若者の力を結集して、より良い未来をみんなで共創していく、そのための環境づくりを仲間とともに実践して参ります。


北出健人

この集まりに参加して

 

実はこの本を最初に読んだ後は、はて日本型リベラルアーツってなんなのかと、全く理解が出来ていませんでした。

 

ですが、15章の話を聞いているうちに、自分なりにですが、日本型リベラルアーツを学び、理解することが出来るようになりました。

 

これから自分も、優しさや共生など日本のこころを大切にしていきたいと思います。


明日見和佳

自啓共創塾では、毎回新しい気づきを得ることができました。様々な年代の方と意見交換ができたのが特に貴重な機会でした。


H.S

今回の活動は日本のこころというあまり触れることのないテーマを多視点的に捉えるきっかけになりました。また、改めて日本のこころに正対することによってより日本人としてのアイデンティティが形成されていきました。ただ日本のこころを学ぶことが目標なのではなく、学んでから何をするか考えるための手段のようなものだと思います。日本人として育ち、日本のこころを持つ私はより一層日本のこころを洗練させ、高めていきたいです。また、それをどう周りに伝播させていけばいいのか、後世に伝えていけばいいのか考えていきます。そして、自分なりにではありますが行動に起こしていきます。